女手一つで育ててくれた母が流した喜びの涙に「自分もうるっと…」ソフトバンク3位右腕富士大・安德駿が故郷福岡での躍動へ誓い新た
ソフトバンクにドラフト3位で指名された安德駿投手(22)=富士大=が1日、岩手県花巻市の同大で指名あいさつを受けた。 ■投げ終わった後のしぐさと笑顔がたまらん…山下美月の始球式【写真複数】 即戦力として期待される地元・福岡県久留米市出身の右腕は「開幕から1軍で活躍したい」と祝福してくれる故郷の大切な人の思いを胸に刻んで腕を振る決意だ。 女手一つで育ててくれた母の文子さんに報告すると、電話口で喜びの涙だったという。地元の球団でプロになることは2人の夢だった。大学が福岡から遠く離れた岩手ということもあり、これまであまり文子さんが試合を見ることもなかなかできなかっただけになおさらだ。 安徳は「ドラフト会議が終わった後に、電話をお母さんにかけると『おめでとう。ありがとう』と言ってもらえて。自分もうるっとくるものがあった」と明かす。その上で文子さんから「しっかりやらないとね」とも励まされたといい、「来年からまた頑張るよ。応援よろしくね、と伝えました。これからは見に来てもらえる。恩返しも含めて、やっぱりかっこ悪い姿は見せれないなと思います」とうなずいた。 故郷の友人からも多くの祝福の連絡が寄せられた。「同級生のグループラインがあるんですけど『おめでとう』『おかえり』『絶対見に行くから』とかぶわーっとメッセージが来ていて。本当にありがたいこと」と笑みをこぼした。 球団からも家族からも、友人からも寄せられる大きな期待を何よりも意気に感じている。「1年目からしっかり投げて活躍しないと、という責任感がある。高い評価をいただいている。しっかり準備して結果で返していきたい」と故郷で躍動する姿を披露していく。 【#OTTOホークス情報】
西日本新聞社