根室かに祭りにぎわう 早喰い競争「おいしさに夢中」
2024根室かに祭り(市観光協会、市共催)最終日の1日、会場の北海道根室市の根室港には大勢の家族連れや観光客などが訪れた。前日は荒天予報のため、カニの直売のみの縮小開催となったが、この日はかに祭り名物「かに取り合戦早喰(ぐ)い競争」などが行われ、盛り上がりを見せた。 最終日は天候に恵まれ、カニの直売のほか、ステージイベントやグルメ販売なども行われた。市地域おこし協力隊員も参加し、笠原優子さん(48)は地元産タラバガニを使った「カニコロッケバーガー」、細川攻さん(46)は「根室産タラバガニのクリームピザ」をそれぞれ販売した。 90秒で殻付き花咲ガニの食べた量を競う早喰い競争には、希望者59人から抽選で選ばれた市内や札幌など道内のほか、岐阜、静岡、神奈川、東京などから来場した15人が出場。5人ずつ3回戦行った。 Bブロックで155㌘を食べて1位となった、かに祭り初参加で帯広市の会社員嵯峨由敬さん(38)は「妻が、カニが好きで2人でエントリーし、私が抽選に当たったので2人の分まで頑張ろうと思った。優勝できると思わずびっくりした。勝負することを忘れるくらい、カニのおいしさに夢中で食べた」と話していた。
釧路新聞