原告ら「幸せ」「報われた」 顔ほころばせ、ガッツポーズ 同性婚訴訟
同性婚を認めない民法などの規定を違憲と判断した30日の東京高裁判決を受け、原告らは「報われたような気持ちだ」「幸せです」と顔をほころばせ、ガッツポーズを見せた。 【ひと目でわかる】同性婚訴訟・各裁判所の判断 午前10時40分前、東京高裁が入る建物から姿を見せた原告や弁護団らは、盛大な拍手と支援者からの「おめでとう」という声に出迎えられた。法廷で判決を聞いた原告5人が「婚姻の平等へさらに前進!」などと書かれた横断幕を持ちながら、笑顔で報道陣の撮影に応じた。 原告からは次々と喜びの言葉があふれた。大江千束さん(64)は「裁判長の言うことが頭にどんどん入ってきた。きょうを迎えられて幸せです」と破顔。小野春さん=仮名=は提訴から5年以上に及んだ訴訟を振り返り、涙ぐみながら「違憲と言われて報われたようなうれしい気持ちだ」と語った。