鹿島に元日本代表の3名が入閣! 柳沢敦氏、田中誠氏、曽ケ端準氏がトップチームコーチに就任
鹿島アントラーズは24日、柳沢敦氏、田中誠氏、曽ケ端準氏の3名について、2025シーズンよりトップチームコーチに就任することを発表した。 【ハイライト動画】鹿島、今季のJ1最終節は町田に完勝 柳沢氏は1977年5月27日生まれの現在47歳。現役時代は鹿島アントラーズを中心に活躍し、Jリーグのクラブでは京都サンガF.C.やベガルタ仙台でもプレーしただけでなく、当時セリエAのサンプドリアやメッシーナにも在籍した。日本代表としても国際Aマッチ通算58試合出場17ゴールを記録しており、2度のFIFAワールドカップ出場も経験。現役引退後は指導者に転身し、2015年から2018年6月までは古巣の鹿島でトップチームのコーチを務めた。2019年には鹿島のユースチームでコーチに就任し、2021年からは監督を務めていた。 今回、およそ6年半ぶりにトップチームのコーチへ復帰することが決まり、柳沢氏はクラブを通して「タイトル獲得という目標に向けて、監督をしっかりサポートしていくとともに、アントラーズのために、自分に与えられた役割を全力で全うしたいと思います」とコメントを発表している。 田中氏は1975年8月8日生まれの現在49歳。現役時代はジュビロ磐田の黄金期を支えており、アビスパ福岡でもプレー。日本代表でも国際Aマッチ通算32試合のピッチに立った。現役引退後は古巣の磐田で指導者キャリアをスタート。U-18の監督、トップチームのコーチを経て、2020年からの4年間は強化部/トップチームマネジメント部でも活躍した。常葉大学のサッカー部コーチを経て、昨年より栃木SCの監督に就任。しかし、チームは2024明治安田J2リーグで残留争いを強いられ、5月付で契約解除が発表されていた。なお、栃木はその後、8年ぶりのJ3降格が決まっていた。 鹿島で指導者キャリアを再開させることが決まり、田中氏もコメントを発表。「2025シーズンより、鹿島アントラーズのコーチに就任することになりました田中誠です。伝統のあるクラブに関わらせていただくことを、大変光栄に思います。監督をしっかり支え、選手、チームを成長させられるよう、全力で取り組んでいきます。勝利、そしてタイトル奪取を目標に、クラブに関わるすべての皆さんと喜びを分かち合えるよう戦っていきます。よろしくお願いいたします」と意気込んだ。 曽ケ端氏は1979年8月2日生まれの現在45歳。現役時代は鹿島アントラーズ一筋でプレーし、7度のJ1リーグ優勝等数々のタイトルを勝ち獲った。また、日本代表としても国際Aマッチ通算4試合出場を記録している。現役引退後の2021年には鹿島のトップチームでGKアシスタントコーチに就任。昨年より鹿島のユースでGKコーチを務めていた。 今回のコーチ就任を受け、曽ケ端氏はクラブを通して「スタッフとして選手たちの成長を手助けできるよう、日々の練習から全力を尽くしたいと思います。アントラーズの勝利、タイトル獲得という目標のため、精一杯取り組んでいきます」とコメントした。 なお、鹿島は同日付で、クォン・スンテGKアシスタントコーチの退任も発表。現役時代から鹿島のゴールマウスを託され、現役引退後の今季よりトップチームのGKアシスタントコーチを務めていたクォン・スンテ氏は、クラブを通して次のように別れの言葉を残した。 「8年間、選手として指導者として、皆さんと一緒に戦って笑った日も泣いた日もありましたが、すべての時間を忘れることはありません。鹿嶋は私にとって特別な場所であり、鹿島アントラーズは特別なチームです。来年からは家族の所に戻ろうと思います。また会える日を楽しみにしています。皆さんの健康と幸せを、願っています」 2024明治安田J1リーグにおいて、鹿島は5位でシーズンを終えていた。今オフには、今季まで川崎フロンターレを率いていた鬼木達監督の就任を発表。そして今回、新たなコーチングスタッフとして、選手としての経験も豊富な3名が加わることが決まった。
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