紅茶 裾野拡大へ情報発信を強化 大使館と連携で需要喚起も
今回のアイスティーイベントにも登場した日本紅茶協会が認定しているティーインストラクター。現在までに累計で2300人に達し、様々な場面で活躍している。紅茶に対する知識を生かし、紅茶メーカーが行うスーパーでの店頭販促スタッフとして新たな活躍の場も広がっている。 協会では「こども食堂」の支援活動も行っている。「認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ」との連携により、ひと月に1、2回の割合で社会貢献活動を兼ねて支援。開催日にはティーインストラクターが紙芝居やクイズを実施。お母さんには、おいしい紅茶の入れ方を教えながら啓発活動を行っており、昨年度は750人の親子を対象とし、今年は1000人を目標に展開。「小さい頃から紅茶のおいしさを知ってもらえば、一生を通じて紅茶ファンになる」と地道な活動を行っている。 秋冬にも情報発信力を強化する考えだ。今年からトルコ大使館が入会したため、大使館と連携した新たなイベントも検討している。紅茶のことを「チャイ」と呼ぶトルコ。1日6杯紅茶を飲む(日本は6日に1杯)など世界一の紅茶消費量を誇ることで知られており、日本とは大きな差がある。そこでトルコの紅茶マイスターを招き、トルコ式の紅茶の飲み方などを提案し、需要を盛り上げていくことなどを検討している。