“宙に浮かぶ”邸宅、IT社長のエンタメ別邸…海を望む究極の別荘3選【まとめ】
多拠点ライフを楽しみ尽くす仕事人たちの、海を望むこだわりの邸宅をまとめて紹介! ※2024年3月号掲載記事を再編。 【写真】海を望む究極の別荘3選
1.まるでギリシャのリゾート! 外食業界のカリスマが沖縄に建てた新別邸、初公開
京都、佐島、湯河原など国内外数ヵ所に別荘を構え、季節や目的、ともに行く友人に合わせてさまざまな場所で多拠点邸宅を堪能しているのが、ダイニングイノベーショングループ ファウンダー西山知義氏だ。 世界中を旅した経験と数々の人気飲食店を手がけた実績をもとに、どの拠点も自分でテーマを考え、間取りはもちろん、家具や流す音楽にいたるまで自らプロデュース。そんな唯一無二の空間をつくり続けている西山氏が、今回選んだ場所は沖縄だ。 「海外と異なり気軽に行け、一年中過ごしやすい気候で、食事もとにかく美味しい。改めてその魅力に気がつきました」 なかでも一番惹きつけられたのが、現地で知り合った人たちの気質だという。 「楽しむことに一生懸命な人たちばかり。東京だとよくも悪くも自制がかかり、どこかに仕事のことが残ってしまうけれど、沖縄で彼らといると不思議と仕事のことも忘れ、思う存分楽しむことができるんです」 そんな仲間と集まる沖縄の家のテーマは「ギリシャのリゾート」。 「台風の多い沖縄では、住宅は基本的に鉄筋造り。その前提で考えた時に浮かんだのがミコノス島のビーチクラブでした」
2.海と富士山を望む、鈴木亜久里の“宙に浮かぶ”邸宅に潜入
リビングに入ったとたん現れるのは、180度以上広がった窓の先に広がる空と海。大島から伊豆半島、江ノ島、そして神々しいまでの富士山が目の前に。 「動いていく雲や煌めく海を進む船、そして徐々に沈んでいく太陽。ここにただ座って外を眺めているだけでも、飽きることがないんです」 心地よい風を受けながらそう話すのは、元F1レーサーで、現在はレースチームの運営やドライバー育成などのモータースポーツプロジェクトを行うアルネックス代表取締役の鈴木亜久里氏だ。 とにかく海が好きという鈴木氏。もともとクルーザーを友人と所有しており、見つけたのがマリーナから歩いてすぐのこの場所だった。自艇を係留したマリーナを眼下に、海を望む高台に建つ家は、かつて住んでいたモナコを彷彿とさせる。 「美しい富士山が見える分、モナコよりもいい(笑)。こんなロケーションは日本にはなかなかないと思います」 崖の中腹に建つこの家だが、訪れた当初は平らな土地がほとんどなかったという。 「最初に見た時はただの崖。正直どうやって家を建てるんだろうと思いました(笑)。それでもこの土地に決めたのは、やはり何も遮ることのないこの絶景があったからなんです」