音楽が人を癒す力は想像以上。自然に接する機会が少なければクラシックコンサートへ。音楽を聴きながらの散歩も効果的
◆ゆったりとした音楽を聞きながらの「散歩」がお勧め また、運動のお供にも音楽は最適です。エアロビやダンスにはビートでは効いた音楽がますとアイテムですね。社交ダンスも健康に良いと言われています。ともかく、ダンス+音楽は当たり前に良い運動であるとしても「ダンスはちょっとハードかな」とか「ダンスは苦手かも」という方には「散歩」をお勧めします! こちらもこのコラムで一度、書かせていただきました。 https://fujinkoron.jp/articles/-/6933 WHOの《身体活動のガイドライン》 では「健康な大人は1週間に最低2時間半(つまり150分)の中強度の運動、または75分の強度の高い運動を、少なくとも2日は筋トレを行うように」としていますが、この中程度の運動が「散歩」でまかなえるのです。1日30分散歩をするとして週5ですね。後の2日はできたらスクワットなどの筋トレをすれば完璧です。そういえば黒柳徹子さんがジャイアント馬場さんに教わってスクワットを続けていらっしゃることは有名ですね。 話を散歩に戻しますが、ゆったりとした音楽を聞きながら運動をすると副交感神経が作用し、疲れ難くなるので前回の散歩のコラムには「散歩用の音楽」を作ってリンクを貼ってあります。是非ご活用頂きたいと思います! 因みにこの音楽は「散歩・ウォーキング用」としていますが、他のスポーツで活用頂いても問題ありません。ただし、この音楽はヘッドフォン・イヤフォンで聞く事で効果が期待できるように制作しています。そして、その効果は日本メンタル再生研究所で行った実験でも確認ができています。 ●散歩・ウォーキングの疲れを軽減させる30分の音楽 ◆
◆「散歩」をさらに充実させる「歩行禅」 そして、散歩は身体を鍛えるだけでなくメンタル面でも有効です。一挙両得ですね。そこで今回は普通の「散歩」をさらに充実させる「歩行禅」をお伝えしておきます。この「歩行禅」もいろいろなやり方があるのですが、今回は比較的シンプルで簡単にできる「感謝の歩行禅」をご紹介います。 これは歩きながら全てものに感謝をしていくというものです。散歩ではありますが、この時は少し背筋を伸ばし、ご提供した音楽を聞きながらやや早めにテンポ良く歩き出します。そして日頃お世話になっている方々、家族、友人、職場の人々などを思い出しながら「ありがとうございます」と心の中で感謝していきます。そして、イメージができれば生きていくために必要である太陽や雨=水、道端にある名もない草花などにも感謝を捧げます。そして、自分が生きていることへの感謝も忘れずに。 この様に感謝を意識することで、人やモノに対しての対応が変化し対人関係が良好になり、ストレスが減ると言われています。30分の散歩の中で、例えば5分だけもこの「感謝の歩行禅」にトライしてみてはいかがでしょうか。 そして最後のお勧めは自分が好きな曲を改めて考えることです。 ある論文によると、好きな音楽を聴くことで強い痛みや不快感を大きく削減する可能性があるとのことです。好きな音楽を聴くことで、その痛みを認識することに混乱が起きて、その痛みの感覚が低下するためと言われています。 また、好きな音楽はその方の「良い記憶」と結びついていることが多く、その記憶が音楽を聴くことで呼び起こされて、脳内の幸福度を上げるドーパミンなどが分泌されます。つまりHappyな気持ちになるということです。