メイウェザーが税金滞納問題に「28億払った」「マクレガー戦で返す」と反論
ただ、メイウェザー自身は、ソーシャルメディアを通じて、こんな主張をしている。 「自分が見たことの半分を信じ、特に、この国のメディアが言っていることなど聞いたことは何も信じるな。誰もが私のお金を計算し、最悪のことを事実だとしているが、事実はこれだ。アンクル・サム(アメリカ政府)は2015年に私から2600万ドル(約28億円)を受け取っている。彼らは他に何が欲しいというのだ。もし、それらにいくらかの食い違いがあったとしたら、自分はもっと早く知らされていると確信している」 さらに、「要するに、IRSも含め、誰もが'Money May'ショー(メイウェザーのお金の見せ物)に関わりたいということだ。それは構わない。1日中、数字を噛み砕いていればいい。しかし、最終的に、私の帝国は堅実で無償だ。それを今すぐ計算しろ!」と、国税を挑発した。 メイウェザーとマクレガーの8月26日の試合に向けてのプレスツアーという名の宣伝活動は、今日からロスのステイブルセンターを皮切りにトロント、ニューヨーク、ロンドンの4都市で行われるが、そのために、すでにロス入りしているマクレガーは、メイウェザーの税金問題についてメディアに質問され、「持っている資産を切り売り?そりゃそうだろう。奴は引退しても税金を支払わねばならなかったから、ずっと俺との対戦を口にしてきたんだろう」と答えたという。 WEBサイトの「サンズ」によると、マクレガーは「メイウェザーを4ラウンドで倒す」と友人に本音を漏らしているともいう。 賛否両論がある中、初めてボクシングマッチを戦う総合格闘家とのビッグマッチで、現役復帰することを選んだメイウェザーの戦う理由が「金のため」なら、これ以上わかりやすいモチベーションはない。全米は、そのバックグラウンドも含めて、この異色マッチの行方に注目している。