宮崎県国富町で消防出初式、山林火災を想定し一斉放水…消防団長「訓練を重ねていきたい」
宮崎県国富町や同県門川町で4日、消防出初式が行われた。 【写真】西南戦争で政府軍から贈られた太鼓、出初め式の日に打ち鳴らし後世へ…熊本県玉名市高瀬
このうち国富町では町運動公園で消防始め式の名称で行われ、町消防団の団員と宮崎市消防局の職員ら合わせて約300人が参加。団員らは市消防局と合同で、山林火災の発生を想定した消火訓練を行い、炎に見立てた的に向かって一斉に放水した。市消防局の高度救助車や地震体験車、はしご車の乗車体験もあった。
訓練後、日高利夫町長は「危機管理意識を強く持ち、万全な防災体制の構築に努める。団員の皆様には一層の意識の高揚と精進をお願いしたい」と訓示。町消防団の谷山繁則団長(52)は取材に「災害はいつ起こるか分からない。訓練を重ねていきたい」と話していた。