高校生が模擬裁判を体験・和歌山地裁で「ジュニア・ロースクール」
和歌山県内の高校生が法や司法制度について学び、模擬裁判の体験や法律事務所を訪問する「ジュニア・ロースクール」が、8月19日、和歌山地方裁判所で行われました。 これは、和歌山弁護士会が毎年夏に和歌山地方裁判所と和歌山地方検察庁と共催で行っているもので、今回で14回目となります。 模擬裁判では、弁護士が検察官、弁護人、被告人、証人の役を演じ、放火事件を題材とした刑事裁判を実演しました。 高校生らは、裁判員役となって刑事裁判に参加しチームに分かれて、被告人が有罪か無罪かを考えたあとどのくらいの刑が妥当かを話し合い、判決を言い渡しました。 和歌山弁護士会・法教育委員会委員長の村田興平弁護士は「実際に、弁護士や裁判官の生の声を聞ける良い機会となっています。裁判を傍聴するのも良いですが、法廷に座って法服を着る機会もあまりないと思うので是非参加して欲しい」と、来年以降の参加を呼びかけました。 8月28日には、裁判官や裁判所職員の仕事内容の紹介や、座談会を行う「裁判所業務説明会と法廷見学ツアー」が開かれる予定で、申込みの受付が始まっています。問い合わせは、和歌山地方裁判所総務課で受け付けています。電話番号は073(428)9882 です。