【速報】兵庫県議会 最大会派の自民らが斎藤知事に辞職申し入れ 全議員86人が求める‟異例の事態” 知事は辞職否定 辞職しない場合、不信任決議案提出へ
兵庫県の斎藤知事をめぐり、県議会の自民など4会派と無所属の議員が、斎藤知事に辞職を申し入れました。これで県議会の86人すべての議員が知事に対して辞職を求めたことになります。 【ライブ配信】斎藤知事 辞職申し入れ受け、午後3時45分から会見 午前10時に、兵庫県庁で斎藤知事に対し辞職を申し入れたのは、最大会派の自民のほか、公明、立憲系のひょうご県民連合、共産、無所属の議員らです。 申し入れをした議員らは、パワハラなどの疑惑を調べる百条委員会の証人尋問で、斎藤知事が「道義的責任が分からない」などと証言したことについて、「看過できない」と指摘。「来年度予算を編成するためには知事の即時辞職が必要である」として辞職を要求しました。 また、知事が要望を拒否して辞職しない場合、「然るべき行動に移る」として不信任決議案の提出を示唆しました。 9日には、維新も単独で辞職を申し入れていて、これで議会の86人すべての議員が辞職を求めたことになります。 申し入れを行った自民県議団の北野実幹事長は、「出処進退は自ら判断して、辞職を申し出るのが筋と考え、改めて申し入れた」と語り、辞職要求に応じない場合は19日から始まる本会議で「不信任決議案提出」に踏み切る考えを示しました。公明やひょうご県民連合、共産なども不信任案の提出に賛成する意向を示しました。
■斎藤知事はけさも「補正予算をしっかりやっていく」
12日午前9時半ごろ、記者団の取材に応じた斎藤知事は、「私の今の思いとしては、昨日の会見で申し上げた通り、物価高騰対策を含めた補正予算をしっかりやっていくということ、まずは県民の皆様のための政策をやっていくことが大事だと思っています」と語り、一連の疑惑に対して「私が述べるべきことや思いは真実として述べている」と話しました。
■前日には会見中に涙「分裂してまで支持してくれた自民に対して、悔しい思い。間違いもあったかと思うが…」
斎藤知事は前日11日の定例会見で、県議86人全員から辞職を求められている現況について問われた際、「(3年前の県知事選で)分裂してまで自らを支持してくれた自民に対して、悔しい思い。間違いもあったかと思うが、あくまで県民の皆さんのために…」と涙を流し、「自分自身に対しても悔しい。先生方には心から感謝している、本当に申し訳ない思いがあります」と語っていました。
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