7月1日から「節電」要請スタート 「省エネお助け隊」が企業をサポート 家庭の節電ポイントは?
日テレNEWS
連日の暑さが続く中、政府は7月1日から2か月間、東京電力管内で、無理の無い範囲での「節電」を要請します。企業や家庭では、どこに節電ポイントがあるのでしょうか。 ◇ 工場の中でサーモカメラをかまえる男性は、国の事業で節電・省エネに取り組む中小企業をサポートする、その名も「省エネお助け隊」です。メンバーは節電など省エネの国家資格を持っています。 省エネお助け隊 柴田敏郎さん 「32℃、たぶん直射日光だと40℃超える」 「屋根との間に天井を付ければ、断熱効果は出てきますから」 企業の工場などを診断し、節電できるポイントをアドバイスしています。さらに、何台も並べられたエアコンの室外機を見て、室外機のフィルター汚れの掃除をアドバイスしました。 省エネお助け隊 柴田敏郎さん 「(エアコンの)効率を落としています。同じ室温を維持しようとした時に、きれいなら、きたない時よりも10とか20とか、30%くらい電気が少なくて済む」 診断を受けた企業は―― エクセン 出石広明常務取締役 「あまり細かい所までは普段から気がつかないことが多いので、機器のメンテナンスだとかが大事だと改めて思いました」 診断費用の9割は国の補助が出るため、企業の負担は1割。おおむね1万5000円前後だといいます。 ◇ 一方、家庭での節電対策の1つが、断熱性能を高めること。窓の場合は、「リフォーム」する方法もあるといいます。 YKK AP広報室 南雲歩さん 「今ある窓の内側にもう1つ窓を付けます。こちらが内窓という商品」 YKK AP広報室 南雲歩さん 「内窓を付けることで外の熱を室内に入れにくい効果と、冷房の効果を高めることができます」 YKK APの試算によると、電気代も、一般的なガラス窓の家庭と比べ、年間約2割削減できるといいます。 熱中症対策をきちんと行った上で、政府は、無理の無い範囲での節電を呼びかけています。