米から国際電話で「クラウドの使用料が未納」 養父の48歳男性、29万5千円だまし取られる
兵庫県養父市の自営業男性(48)が11日、「クラウド(オンラインサービスの一種)未納名目で29万5千円をだまし取られた」と県警南但馬署に届け出た。同署が詐欺事件として調べている。 【写真】提訴した女性 同署によると、男性のスマートフォンに11月20日と30日に米国から国際電話があり、音声案内で「クラウドの使用料に未払いがある」などと説明を受けた。心当たりはなかったが、指示された番号を押すと、30日に運営会社員を名乗る男から電話があり、「延滞料もある。近く裁判所の通知が届く」「今払うと12月10日には約28万円が返還される」などとうそを言われ、そのまま市内のATMで指定された口座に払い込んだという。 直後に別の会社の社員をかたる男から電話があり、「個人情報が抜かれて当社などにも(クラウドの利用者として)登録されている。約50万円の支払いが必要」などと指示された。男性は不審に思って家族に相談し、詐欺だと気付いたという。