GTDヘッド×スリリングシャフト「風に負けない強い球が打てるクラブ」(堀越プロ)【人気ゴルフ工房のぶっ飛びドライバーをキング・オブ・試打が語る】
●ヘッド/株式会社GTDゴルフ Black Ice the MAX(10.5度)
構えた時の投影面積を最大にしたモデルとなり、GTD史上最浅重心で飛距離も格段に向上したモデルとなっている。低スピン・飛距離系ドライバーのGTDはスイートスポットの広さや安定感も高い仕上がり。ドローバイアスの『Black Ice 460ドライバー』のヘッド後端をさらに5ミリほど伸ばしたBlack Ice The MAXは、棒球フェードも打ちやすくなっているタイプだ。価格/オープン
●シャフト/株式会社スリリング SYUHARI(S+)
Tip350ミリから450ミリ付近の剛性をアップさせ、マン振りにも当たり負けしない力強いインパクトを実現。先端部の剛性はどんなプレーヤーが振ってもインパクトでのパワー伝達を効率よく発揮できるような設計、力強い押し込むようなインパクトで最大飛距離を実現。公式HPによると『アイアンがダフり気味、FWが苦手と感じているプレーヤー』に使ってほしいとのこと。価格(税込)/6万6000円
低スピンで強弾道、風に負けない球が打てるクラブ(堀越)
ここからは堀越プロの試打結果とインプレッションをお届けしよう。 堀越プロに第一印象を訊くと「まずはヘッドのデザインに驚きました。ヘッド後方にある白線がどのような意図があるのか気になりますね。私が実際に構えた印象では、この白線のおかげでヘッドが小さく見えて、操作性があるヘッドのように感じます。また球を包み込むようなイメージがしやすいので、球をつかまえるイメージや芯に当てるイメージが沸きやすいと思います。そしてFP値(フェースプログレッション)が大きく、フェース下部が出ているような見た目をしているので、構えた時点では球が上がってくれるような安心感もあります」と堀越プロ。 「シャフトはちょっと手元がしなるような感覚が強いですね。素振りをすると切り返しからインパクトあたりで走るような感覚がありますので、振っていてもの凄くハードな印象という風には感じませんでした」と試打する前の印象を話した
「打った印象として最初に感じたのは『スピンが全然入らない』ことです。浅重心のヘッドとシャフトの性能でかなり低スピン仕様にしている意図が感じられます。そして打音は少し高めで、球は低スピンのおかげで強い球筋で飛んでいる感覚があります。データを見てみると打ち出し角が12.7度でスピン量1680rpmと出ているため、私のスウィングでは少しドロップしてしまうくらいスピン量が低くなりました。ヘッドスピード43m/s以下だと多少ハードかなと思います」という結果に。 ヘッドスピード45m/sに上げて打つと打ち出し角14.7、スピン量は1965rpmを記録。 「ヘッドスピードが上がると低スピンであることは変わりませんが、ロフト角で打ち出し角は確保でき、強弾道で飛んでくれています。シャフトのダブルキックっぽいしなり感で後半にかけてシャフト先端が走るような感覚があるので、切り返しからスムーズに振り抜くことができますね」
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