最大出力425馬力…日産が発売、SUV新型「パトロール」に初採用システム
11月に中東で
日産自動車はアラブ首長国連邦(UAE)の子会社を通じ、スポーツ多目的車(SUV)の新型「パトロール」を11月1日に発売する。排気量3500cc級のV型6気筒ターボエンジンを搭載した。最大出力は425馬力、最大トルクは700ニュートンメートルで、従来エンジンと比べて出力は7%、トルクは25%向上。燃費性能も大幅に改善した。市街地から険しい地形まで、多様な地形で質の高い走行を実現する。希望小売価格は6万5000ドル(約930万円)から。中東地域の日産のパートナー販売店で取り扱う。 【写真】SUV新型「パトロール」 同社として初めて「4輪駆動(4WD)トランスファーモードインターロックシステム」を採用した。砂地、岩場など六つの走行モードをシームレスに切り替えられる。 走行場面に合わせて適切な車高に調整できる「アダプティブエアサスペンションシステム」を標準装備。走行時に車高を下げることで空力性能を確保するほか、さらに車高を下げて乗員の乗り降りや荷物の積み下ろしを容易にする。 内蔵した赤外線センサーで乗員の体温を検知し、温度と風量を自動調整する「バイオメトリッククーリング」を搭載し快適性を高めた。