世界遺産の島・佐渡市に新宿泊施設!海望むトレーラーハウスを一棟貸し、災害時は避難施設にも
トレーラーハウス一棟貸しの宿泊施設「佐渡風流(ふうりゅう)~nagomi(なごみ)~」が、新潟県佐渡市沢根地域の旧沢根小学校グラウンドにオープンした。精密金属加工の佐渡精密(沢根)と、トレーラーハウスで地域活性化に取り組むエリアノ(東京)の共同事業。真野湾を望む高台にあり、3棟に計15人が宿泊できる。ワーケーションなどの利用も想定しており、災害時には地域の避難施設として活用することができる。 「佐渡島(さど)の金山」の世界文化遺産登録による来島者の増加を見込み、佐渡精密が本社に隣接する旧沢根小グラウンドで宿泊業に取り組むことにし、市の仲介でエリアノと連携。地域内外の企業の連携を促す国の「デジタル田園都市国家構想交付金」の3000万円を活用した。 トレーラーハウスはエリアノのオリジナルモデルで、氷点下の地域にも設置実績がある。約27平方メートルで、シャワーや冷蔵庫、Wi-Fi環境を配備し、各棟に5人が宿泊可能。デザインは佐渡をイメージし、外観は宿根木の住宅風に、内部の壁は佐渡金山を象徴する金色にした。 チェックインからチェックアウトまで、ウェブを通じて顧客に対応する。食事はオプションで、野外でのバーベキューを楽しめる。 オープン前日の8月7日には内覧会が開かれ、新潟県や佐渡市、地元関係者ら約30人が出席した。佐渡精密ビジネスソリューション課の佐々木学さんは、1月の能登半島地震で、グラウンドに地元住民が避難したことを説明。「災害時には避難施設として利用してもらいたい」と話した。 宿泊費は時期に応じて変動し、大人1人7000円~2万円程度。年中無休の予定で、今後も増設する計画。 予約・問い合わせは、080(2527)4871。または公式サイトから。