カルロス・ゴーン被告 逃亡から5年…近況語る「様々な分野で活動」 古巣・日産への皮肉も
金融商品取引法違反などの罪に問われ、逃亡中の元日産自動車会長カルロス・ゴーン被告が23日、レバノン・ベイルートから日本外国特派員協会のオンライン会見に出席し、近況について語った。 ゴーン被告は2018年11月、有価証券報告書に虚偽の記載があった疑いで、役員とともに逮捕。特別背任の罪にも問われていたが、保釈中の19年12月に逃亡した。現在は祖父の祖国でもあるレバノンで生活している。 逃亡から5年。近況について質問が飛ぶと、「ここレバノンに拠点を置いていて、多くの活動をしています。教育やビジネス、スタートアップなどの様々な分野で活動しています」と返答した。 また「多くの時間を費やし、法的な攻撃から身を守ったり、自分の権利のために戦ったりしています。特に日産に対しては」と、古巣への皮肉も込めて語った。