SNSで話題沸騰!これが本格医療?常識破りの「医療知識ゼロの人が描いた本格医療マンガ」に読者からツッコミ続出【作者に訊く】
SNSを中心にウェブ漫画の盛り上がりは衰えず、さまざまな作品が話題を呼んでいる。津夏なつな(@tunatu727)さんがシリーズとして展開している「医療知識ゼロの人が描いた本格医療マンガ」もそうした漫画の1つだ。作品の見どころとともに、作者の津夏さんに制作のこぼれ話を取材した。 【漫画】「医療知識ゼロの人が描いた本格医療マンガ」を読む ■SNS時代の4コママンガの描き方とは? 津夏なつなさんが描く「医療知識ゼロの人が描いた本格医療マンガ」は、SNSを中心に人気を集めるコメディ4コマだ。物語の主人公は天才外科医「黒川」。医療ドラマに登場しそうな設定にもかかわらず、実際に描かれるのは非常識で笑いを誘うシーンばかりだ。たとえば、手術中に定時だからと帰宅してしまう外科医や、病院全体でハロウィーンの仮装を楽しんでいるかと思えば、患者は幽霊、医師たちは死神の格好をしているなど、現実離れした展開が繰り広げられる。読者からは「こんな病院はイヤだ」「全てがヤバい」というツッコミが絶えないが、それがこの作品の魅力となっている。 津夏さんにアイデアの発端を尋ねると、「医療知識がない人間が、民間療法やおまじないレベルの医術で本格的な医療マンガを描いたらどうなるか」という思いつきからスタートしたという。医療については何も知らないが、そのギャップが笑いを生むのではないかと考え、2021年にSNSで初めて4コマを発表。意外にも多くの反響を受け、現在のシリーズに繋がっている。 また、漫画制作自体は津夏さんにとってほぼ未経験だったが、「1000本ノック」と称して毎日新作を公開し腕を磨き続けた。シリーズ形式ではなく、単発の4コマにすることで、SNSで初めて作品を目にした読者にもすぐ楽しんでもらえる工夫をしているという。 取材協力:津夏なつな(@tunatu727)