レースリプレーを食い入るように見る中島秀治。初日フライングで3日目以降は外枠だが、道中戦で着順アップを目指す

＜江戸川ボート：ルーキーシリーズ＞◇2日目◇29日 　初日12R選抜でフライングしてしまった中島秀治（28＝滋賀）。だが2日目は2、1着とフライング後でもきっちり2連対を決めた。 　「めっちゃ緊張した～」と話したのは2日目12R。前日にフライングした後だったが1枠から戦うことに。人気にもなっていただけにスタートは遅れられないが、フライングだけは絶対に切れない状況。そんな厳しい局面を何とか1M先マイで勝ち切った。 　「足自体は悪くないと思います。伸びというよりは乗り心地がいいかな。ペラはもらって回転を合わせたくらい。これがだいたい江戸川のペラの基本やなあって形はしています。この乗り心地だけで行こうと思います」と駆る12号機は乗り心地が良さそうだ。 　初日のフライングは22年6月津以来、約2年3カ月ぶりのこと。「久しぶりにフライングを切ったのに、あんまり（気持ちが）ネガティブにならへんねんな～ってとは思いました。（初日12Rは）落とせば良かったという（景色の）見え方ではない。（スタートが）入っている見え方で仕方がなかった。お客さんには申し訳なかったけど…」初日のスタート事故でファンなどに迷惑をかけたことを謝罪したが、マイナスな気持ちは吹っ切ってレースに臨んでいる。 　「最近はエンジンを出せるようになってきて、スタート決めてバ～っと行ってというレースが多かったからね。今節は3日目からは外枠勝負やと思うし。前は（道中戦で追い上げるような）そういうのを売りにしたいなあと思った時期もあったから。昔を思い出す感じで久しぶりに道中でも魅せられたらええかな、と思って。6コースからでも3着付けくらいで買ってもらえるように、したいですね」。 　3日目は8R6枠だ。スタート勝負はできなくとも1M回ってからの道中勝負から的確に追い上げて舟券の対象県内に入るような好走を目指す。