グーグル親会社アルファベット、ハブスポット買収交渉が進行-関係者
(ブルームバーグ): グーグルの親会社アルファベットは、マーケティング・ソフトウェアを手掛けるハブスポットの買収交渉を進めている。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
両社は潜在的取引の条件について協議しているという。内部情報であることを理由に関係者は匿名で語った。
ハブスポットの株価は過去12カ月で約32%上昇し、時価総額は約300億ドル(約4兆6700億円)に膨らんでいる。
協議は現在進行中で合意にはまだ至っていないと関係者は語った。両社が取引を進めるかどうかは確実ではなく、別の買い手が現れる可能性もあるという。アルファベットとハブスポットの担当者はコメント要請に応じていない。
取引が実現すれば、その規模は今年の企業買収案件で指折りの大きさになるとみられる。中小企業向け顧客情報管理(CRM)サービスに強みを持つハブスポットを傘下に収めれば、アルファベットはマイクロソフトやオラクル、セールスフォースなどと同分野で競争するためのギャップを埋めることができる。
ロイター通信は先月、アルファベットがハブスポット買収の可能性について銀行と協議したと報じていた。
原題:Google Parent Alphabet Is Said to Progress in HubSpot Talks (1)(抜粋)
--取材協力:Katie Roof、Davey Alba、Brody Ford.
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Ryan Gould, Michelle F Davis, Dinesh Nair