新紙幣が発行されたら“旧紙幣”はどうなるの?「紙幣の寿命」や「旧紙幣のゆくえ」について解説
日本銀行 損傷銀行券の引換基準をもとに筆者作成 また火災等により灰になった紙幣は、その灰が紙幣であることが確認できれば有効な面積に含まれます。
使われなくなったお札はどうなる?
損券として回収され、使われなくなった紙幣には意外な再利用方法があります。まず損券は日本銀行の本支店で、細かく裁断されます。その後裁断された紙幣はトイレットペーパーなどにリサイクルされます。 また「日本銀行裁断片入り」のボールペンやシャープペンシル等の商品として活用されることもあります。
紙幣は流通の過程で徐々に新しいものに変わっていく
新紙幣は発行されたばかりで、まだ主流の流通紙幣は旧紙幣です。しかし、流通の過程で旧紙幣は寿命を迎えて少しずつ回収されていき、徐々に流通紙幣は旧紙幣から新紙幣へと移り変わっていきます。 また損券として使用されなくなった紙幣はトイレットペーパーなどに形を変え、再利用されています。このように紙幣は私たちの社会で活用されているのです。 出典 日本銀行 お札の寿命はどれくらいですか? 使えなくなったお札はどうなりますか? 日本銀行 日本で流通しているお札は全部でどれくらいありますか? 日本銀行 損傷銀行券の引換基準 執筆者:渡辺あい ファイナンシャルプランナー2級
ファイナンシャルフィールド編集部