山本舞香が生意気なのに炎上しない意外な理由 「アナザースカイ」新MCに就任
みちょぱに橋本環奈……令和の人気者はポジショントークに乗らない人だらけ
考えてみれば最近の人気女性タレントは、ポジショントークをスルーする人が多い。例えばみちょぱさんは「ギャル=おバカ、無礼」という構図に簡単に乗らないからこそギャルタレントの中で一つ抜けた存在になった。橋本環奈さんもアイドル然とした華のあるルックスだけでなく、地に足の着いた考え方や振る舞いが高く評価されている人だ。二人ともコメントがなかなか冷めているというか、自分の人気など一過性のものだと突き放している印象を受ける。面白いのはみちょぱさんも橋本さんも、山本さんと大の仲良しというところ。類は友を呼ぶということだろうか。 とはいえ、もし山本さんが、場や相手に応じて空気を読むことを「相手や世間にこびる」と捉えて突っぱねていては、ゲストを招く「アナザースカイ」に向いていないのは確か。でも隣には今田耕司さんという歴戦の名MCがいるし、最初から仕切り役など求められていないはずだ。さまざまな分野の年上男性たちから妹分としてかわいがられてきた山本さんのこと、今田さんにもしっかりフォローしてもらえることだろう。 ちなみに山本さんの憧れは、加賀まりこさんだという。ドラマ「南くんが恋人!?」では加賀さんの若い頃を演じ、加賀さんからも「若い頃の自分に“空気”が似ている」と太鼓判を押されていた。その加賀さんも「夜のヒットスタジオSUPER」で司会に抜てきされたときは、歯に衣着せぬ物言いでアーティストたちを困惑させたと話題になったが、今では加賀さんの持ち味を語る実績の一つとして受け入れられている。この先山本さんが第二の加賀さんになれるのか、ただの幼稚な生意気キャラで終わるのか、それは1年先の天気予報程度にしか分からないだろう。 冨士海ネコ(ライター) デイリー新潮編集部
新潮社