2023年の「全国交通事故多発交差点マップ」、池袋六ツ又と大阪長居が最多 損保協が公表
日本損害保険協会(損保協、城田宏明会長=東京海上日動火災保険社長)が公表した2023年の「全国交通事故多発交差点マップ」によると、東京都豊島区の池袋六ツ又交差点と大阪市住吉区の長居交差点がともに19件で最多となった。損保協では事故の発生件数が多い交差点は、交通量の多さや見通しの悪さなどが共通しているとしており、注意を呼び掛けている。 損保協によると、同年の交差点での交通事故発生件数は前年比3・4%増の17万6562件。都道府県別では、長居交差点がある大阪府が1万6175件で最多。東京都は1万5746件で続いた。 損保協は人身事故の発生件数が多い交差点の特徴などを、ホームページで解説している。24年度からは、通学中の小学生が交通事故に巻き込まれる事態を防ぐため、事故が多い交差点の近くにある小学校の情報を追加。交差点への信号機の設置状況も盛り込んだという。