2024年版 これが現代ファミリーカーだ! 快適な中型SUV 10選 世界で支持される万能車
6. スコダ・コディアック
長所:7人乗りのオプションがある、コストパフォーマンス、エンジンが優秀 短所:電動パワートレインがない、3列目シートにISOFIXがない、落ち着きに欠ける乗り心地 フォルクスワーゲン・グループ傘下のスコダの主力モデルであるコディアックは、発売から年数が経っているものの、さまざまな観点からコストパフォーマンスに優れた1台である。 インテリアには高級感のある素材が使われており、予想されるほど安っぽくはない。室内空間の広さは抜群で、エントリーグレードを除く全車で7人乗りとなっている。 ハンドリングも良く、軽快感と安定感を併せ持ち、実際よりも小さいクルマを運転しているような感覚がある。 ガソリンエンジンとディーゼルエンジンは低燃費で経済性に優れるが、現行型には電動パワートレインの設定がない。今年発売予定の最新世代では、やっとPHEV仕様が導入される。 高性能モデルのコディアックvRSもあるが、現在搭載されているガソリンエンジンでは力不足で、キャラクターに合っていない。
7. ジャガーFペイス
長所:広い室内空間、優れたインフォテインメント・システム、魅力的な走り 短所:PHEV仕様の効率性は高くない、高価 Fペイスはジャガー初のSUVとして2016年に登場した。優れたハンドリングと広い室内空間、魅力的な外観を持ち、同社のベストセラーに君臨していた(最近は小型のEペイスに抜かれている)。 2021年の改良では、インテリアの大部分が作り直された。モダンで上品な印象になり、素材の質感も優れている。以前のインフォテインメント・システムは不便だったが、使いやすい「Pivi Pro」に変更された。 パワートレインとしては、4気筒のガソリンおよびディーゼル、直6マイルドハイブリッドなど充実している。また、PHEV仕様の「P400e」は、最新モデルでは19.2kWhのバッテリーを搭載し、電気航続距離65kmを実現している。ただ、同クラスのライバルに比べると見劣りしてしまう数値だ。 直6ガソリンの「P400」も素晴らしいが、いかんせん燃費が悪いので、ディーゼルの「D300」が依然としておすすめである。マイルドハイブリッド付きの4気筒ディーゼルは、ドライバビリティと洗練度が高い。 V8を積む「SVR」は、高性能SUVとして見事なパフォーマンスを見せてくれる。しかし、その豪快さと引き換えに、経済性の低さを受け入れなければならない。