どん底だった自分を変えた「片づけ」。自分と向き合い、心に芽生えたこと
提案するアイデアが、だれかの背中を押すきっかけになれば
オリジナリティがありながら、100円ショップのアイテムも活用するなど、等身大のおしゃれな部屋づくりを発信しているりるさん。インスタグラムの投稿テーマは、どのように決めているのでしょうか? 「普段の投稿は、自分自身のリアルな悩みがネタ元になっています。『この部分を使いやすくしたいな』と思ったら、使うアイテムや整え方をいろいろと調べますが、紹介されている方法をそのまま採用すると、どうしても居心地が悪くなってしまうことがあって。そこに、自分らしさをプラスすることは欠かせないですね」 「反対に、自分が発信する収納アイデアについても『よかったら試してみてくださいね』という気持ちで紹介しています。人それぞれ、しっくり来る収納は違うと思うので。紹介した収納アイデアに対して『片づけられずに困っていたので助かりました!』とコメントいただくのはもちろん、病気で休職されたり、同じような境遇の方から『私もなにか始めてみようと思いました』と言っていただけたときは、だれかの背中を押せたのかなと思えて本当にうれしかったです」 最後に、りるさんが考える「片づけのコツ」についてもお聞きしました。 「だれがみても片づいているということではなく、自分が心地いい、楽しいと思える部屋を目指すのがいちばんだと思っています。たとえば、“すっきり”という言葉1つをとっても、ものが少ないのも、ある程度物量が多くて使いやすいのも“すっきり”のゴール。それぞれの方にとって、見た目の“すっきり”と心の“すっきり”が合致するお部屋づくりに、私のアイデアが参考になればうれしいです」
ESSEonline編集部