水俣病懇談会、熊本県知事が水俣市で開催するよう申し入れ…浅尾環境相「必ず行く」
熊本県の木村知事は27日の記者会見で、浅尾環境相と25日に面会し、水俣病の患者・被害者団体との懇談を同県水俣市で開催するよう申し入れたことを明らかにした。浅尾環境相は時期は明示しなかったが、「必ず行く」と応じたという。 【写真】「水俣病患者連合」の松崎重光副会長に謝罪する伊藤環境相(5月)
5月の懇談で環境省職員が団体側の発言中にマイクを切った問題を受け、伊藤信太郎・前環境相は7月に団体との再懇談を実施した。木村知事が同省で面会した際、浅尾環境相は交代時、最初に水俣の問題の引き継ぎを受けたと説明したという。
木村知事は「しっかりと話を聞けて余裕がある時に来てもらいたい」と述べた。水俣病関連では、療養手当の拡充や離島加算の増額への配慮、5月にある犠牲者慰霊式後の懇談で十分な時間を確保することなども要望した。