元側近「偽装工作に加担してしまった…」 小池都知事は“大学卒業めぐる疑惑”を「完全否定」
日テレNEWS NNN
東京都の小池知事の元側近が、10日発売の月刊誌で大学卒業をめぐる疑惑を告発する記事を出したことについて小池知事、元側近双方が12日、会見を行いました。小池知事は疑惑を「完全否定」。主張は真っ向から食い違っています。 ◇ 12日午後2時すぎ… 東京都 小池知事 「大学が卒業を認めている。ほかの方が“詐称”とかおっしゃっているのが分からない」 過去に指摘された“エジプトのカイロ大学を卒業していない”という疑惑を、東京都の小池知事は完全否定しました。
一方… 元都民ファーストの会 事務総長 小島敏郎氏(午後5時半ごろ) 「私たちは偽装工作に加担してしまったのではないかと」 10日に発売された「文芸春秋」で、「学歴詐称工作に加担してしまった」との記事が出て、12日、小池知事の元側近、小島敏郎氏が会見を開きました。元都民ファーストの会の事務総長です。
小島氏は疑惑について、知事から「困っている」と相談を受けたといいます。その際、「カイロ大学から声明を出してもらえばいい」と提案。知事から同じような相談を受けた知人が声明の文案を作成したということです。
2020年、「卒業証書」が公開されました。この時、在日エジプト大使館のSNSにも、小池知事が卒業したことを示す大学の声明文が掲載されましたが…
小島敏郎氏(午後7時前) 「僕らは、カイロ大学が到底主体的に書いたとは思えない」 「覚悟を持って準備する」 小島氏は、声明文は“自分たちの発案で作成されたものだ”と主張。ただ、12日、明確な物証は示されませんでした。
一方、小池知事は、小島氏に相談したことは否定しませんでしたが… ――(小島氏が)提案してからわずか3日で、カイロ大学の声明が公表された。あまりにも早すぎると。 小池知事 「そもそも私自身の卒業というファクトがすでにある。毎度毎度そうやって選挙のたびにこうした記事が出るのは残念」 ――知事としてはカイロ大学を卒業されていて、卒業証書も真正のもの? 小池知事 「当然であります」 (4月12日放送『news zero』より)