妻に薬を盛って集団レイプしていた男の「魔の手」は娘と孫にまで…
夫が妻を薬漬けにして、見知らぬ男たち50人以上にレイプさせ、その様子を撮影していた──。フランスで起きた驚愕事件の裁判は3ヵ月目に入り、夫妻の子供たちが証言。その「魔の手」は娘や孫にまで及んでいた可能性が示された。 【画像】妻に薬を盛って集団レイプしていた男の「魔の手」は娘と孫にまで…
家族は打ちのめされ、崩壊した
50年連れ添った夫が、彼女に薬を盛っていたこと、そして10年近くにわたり、他の男たちを家に招き入れ、一緒に彼女をレイプしていたと警察に知らされたその日、崩壊したのはジゼル・ペリコの人生だけではなかった。 「家族全員でした」と、ペリコ家の長男デビッド(50)が11月18日に法廷で証言した。 この日は、フランス南東部アヴィニョンの裁判所で、ペリコ夫妻の3人の子供たちが、父親であり被告人であるドミニク・ペリコを前に証言するという劇的な一日となった。 「この裁判は、打ちのめされた家族の裁判だということを忘れないでください」とデビッドは続けた。 デビッドは、自分の息子も父親から虐待されていたのではないかという不安にさいなまされている。息子はいま心理療法を受けているという。 デビッドの妹のキャロライン・ダリアン(仮名)は、自分も父親から薬物を盛られ性的虐待を受けていたと確信している。 そして末っ子のフロリアンは、この事件のせいで自身の結婚生活が破綻したと証言した。「私たちはどうやって人生を立て直せばいいのでしょうか? まだ答えが出されていていない疑問がたくさんあります」
「娘を見る目ではなく、近親相姦の目だった」
ジゼル・ペリコの夫ドミニクは、約10年にわたり彼女の食事や飲み物に睡眠薬を混入し、彼女が意識を失っている間にレイプしていた。さらにオンラインで知り合った何十人もの男を自宅に招き入れ、一緒に彼女をレイプするように仕向けた。 この裁判ではドミニクを含む51人の男たちの罪が問われている。 ジゼルは裁判を非公開にする権利を放棄し、公開すると決断したことで、フェミニストのヒーローとして注目されるようになった。その結果、夫が撮影・保存していた、レイプ時の生々しい写真や動画もすべて公開されている。
Catherine Porter