燕岳山頂に遅い春 美しい山並み優雅な光景広がる
長野県安曇野市に登山口がある北アルプスの山々は急速に雪解けが進み、本格的な「夏山登山シーズン」が迫っている。晴天となった24日、同市穂高有明の中房登山口から燕(つばくろ)岳(2763メートル)に登ると、残雪期ならではの槍ケ岳(3180メートル)や穂高連峰などの美しい山並みが広がっていた。山頂付近では、花こう岩の奇岩が連なり、カメラを向ける登山客の姿も。ハイマツからはライチョウがお目見え。雪が消えた稜線(りょうせん)では、高山植物がひっそりと花を咲かせ始め、遅い春の到来を告げていた。
市民タイムス