転売ヤーから購入しないで 過去に被害…『WIND BREAKER』ステッカー企画存続へ担当者の願い
人気漫画『WIND BREAKER』の特製ステッカーを使ったモザイクアート広告が、東京・池袋に続き8日より大阪・梅田に登場した。モザイクアート広告の隣では『WIND BREAKER』シリーズが揃っている特別仕様の本棚を展開しており、27日までMARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店 6階に掲出される。今回も一部ステッカー(104種)は剥がせて持ち帰ることができる企画で、過去に転売被害にあった企画担当者は転売に注意喚起した。 【画像】転売ヤー問題になった! 持ち帰る人続出の『WIND BREAKER』ステッカー 同企画は池袋に2024年11月25日から12月1日にかけても掲出され、掲出開始からほんの数時間で全てのステッカーが剥がされてしまうという異例の事態になったもの。 広告制作チームが時間をかけて手作業で貼った作品で、一般的なピールオフ広告と違いステッカーの位置に規則性がなく、制作チームのセンスの見せどころとなっている。なお、ピールオフが終了してもステッカーモザイクアートは楽しめる。 前回、数時間で全てのステッカーが剥がされてしまう事態となり、フリマアプリではステッカーの転売があったが、公式Xでは当日に「すべて無くなってしまい転売も始まっておりますが、そちらでは購入なされないようお願い致します」と呼びかけていた。 転売問題については最近、ネットニュースで『「転売ヤー」への拒否感はなぜ生まれる? アレルギー反応との指摘も』という見出しの記事が配信された。簡潔にまとめた見出しは【転売ヤー 日本人はなぜ拒否反応】で、記事内容にネット上は炎上となった。 そんな中で、転売被害にあった『WIND BREAKER』企画担当者に取材すると「この度のステッカーにつきまして欲しいと言ってくださる方の手に渡るように本企画を引き続き展開していく予定でおります。すでに池袋で掲出したステッカーの転売が散見されますがそちらではご購入されないようにお願いいたします」と転売ヤーから購入しないよう力を込めて伝えた。 『WIND BREAKER』は、漫画アプリ『マガジンポケット』(講談社)で連載中の人気不良漫画が原作。偏差値は最底辺、ケンカは最強と言われる風鈴高校を舞台に、トップを目指して街にやってきた桜遥が、仲間とともに街を守る集団“防風鈴”の一員として街を守るため戦う姿を描いている。テレビアニメ第1期が2024年4月~6月に放送され、第2期が2025年に放送される。