両側乳房切除手術を拒否…ステージ4乳がんと闘う、米司会者が医師の忠告に従わず後悔した理由「振り返ってみると、やっぱり受けるべきだったかもしれない」
アナンダ・ルイスの予後は?
アナンダは自身の予後について詳細を明かしていないけれど、ACSによると、ステージ4の乳がんの5年生存率は通常31%程度だとされている。 「『乗り越えられると思ったのに、どうしてよ』って、失望した。自分に少し腹が立って、(死というものに対し)こう話しかけた。『ねえ、聞いて。そのときがいつか絶対に来ることはわかってる。でも、今じゃないでしょ? もしまだ待ってくれるなら、約束する。そのときは、必ず前向きに、明るく迎え入れるから』って」とアナンダ。「ベッドに横になって、本当にこんな会話をしていた。8週間くらい、ベッドから出られなかった」 このような患者さんのケースをときどき目にすると話すのは、カリフォルニア州ラグナヒルズにあるメモリアルケア・サドルバック・メディカルセンターの乳房腫瘍外科で医長を務めるエイミー・ブレムナー博士。 「ありがたいことに頻繁ではありませんが、私たちが提案する治療法を受けないと選択する患者さんもいらっしゃいます」とブレムナー博士。「非常に残念なことです。その後、彼らが亡くなったということを聞かされたり、再診時にがんが進行しているのを目の当たりにすることがあります」 医師は、患者の最善の利益のために尽くしていること、これをすべての人に知ってもらいたいとブレムナー博士は伝える。「私たちが治療法を提案するうえで最優先に掲げる目標は、患者さんの転帰を改善すること、全生存期間を高めることです」とブレムナー博士。「私たちが推奨する治療法は、長年の経験と科学的なデータに基づいています」 「もちろん、ホリスティック医療にも一定の役割はありますが、それが科学的に証明された治療法に取って代わるべきではありません」とブレムナー博士。「まずは実証済みの治療を優先に行い、もし補完的な治療法があれば、それについても一緒に話し合いましょう」