【栗東便り】上半期の競馬も終盤戦…来週土曜の東京ジャンプSは豪華メンバーになりそう
木曜朝は栗東トレセンで取材。ドウデュース、ジャスティンパレス、ベラジオオペラは前日水曜に宝塚記念の1週前追い切りを終えていて、この日はディープボンド、プラダリア、ヤマニンサンパの3頭が時計を出していました。上半期のJRAのG1を締めくくるグランプリ。13頭という登録の少なさが「これぞ宝塚記念」な感じです。 「今から試験です。今日は試験、2頭いるんですよ」。そう言って、馬にまたがり、馬場へ向かっていったのが、小野寺祐太騎手(34)です。無事に2頭とも合格したようで、厩舎関係者と打ち合わせを行い、充実した様子で汗をぬぐっていました。午前5時半に馬場が開場し、時計の針は9時を回って、スタンド前にはもう人の姿がほとんどありません。 来週土曜の東京ジャンプS(J・G3)は未勝利、オープンを連勝中の上がり馬ヴァレッタカズマの依頼をいただいたそうで、楽しみにしていました。「依頼を受けた後に他の馬の先生からも連絡をいただきました。頭数が多くなりそうです。すごくいいメンバーがそろうんですよ」。 連覇がかかるジューンベロシティに、ケイティクレバーやホッコーメヴィウス、トゥルボー、ダイシンクローバーといった重賞ウイナー、連勝中のオールザワールドやブラックボイスなどの豪華メンバー。ここをステップにG1馬になった馬もたくさんいるレースで、フルゲート14頭が埋まって、除外馬も出ることになりそうです。 「僕も先週まではジャケットを着ていたけど、一気に暑くなりましたね」。半袖姿でさわやかに話した小野寺騎手。ケガなく、今週、来週もいいレースを見せてもらいたいと思います。 【木南友輔】