富山県氷見の酒蔵「いい酒造りたい」 ユネスコ無形遺産登録、復興の励みに
桝田社長が会長を務める県酒造組合は6日、富山駅南北自由通路で登録を祝う試飲イベントを開く。「富山の方々が誇れるような日本酒を造るために、一層精進したい」と意気込んだ。 射水・新湊地域の曳山、追加申請中 政府は酒造りに次ぐ無形文化遺産候補として「書道」をユネスコに申請中だ。登録数が多い日本は実質2年に1回の審査となっており、2026年に審査される見通し。書道に続き「温泉文化」や「神楽」も関連団体が名乗りを上げる。 すでに登録された「山・鉾(ほこ)・屋台行事」に「放生津(ほうじょうづ)八幡宮祭の曳山(ひきやま)・築山行事」(射水市新湊地域)を加えるなど、計6件の追加も申請済みで、登録を目指す動きが続く。 書道は正月の書き初めをはじめ日本人になじみが深い文化だが、デジタル機器の普及などで毛筆による手書きの機会が減少。関係者は登録を機に人々の関心が高まることを期待する。政府は21年、国の登録無形文化財に選び、24年3月にユネスコへ申請した。