ヤクルト・山田哲人、「6番」で1軍復帰も3の0「結果は出なかったけど違和感なくできた」
(セ・リーグ、ヤクルト4-7DeNA、5回戦、ヤクルト3勝2敗、20日、神宮)ヤクルトは主将、山田哲人内野手(31)が戻ってきた一戦で、白星をつかむことはできなかった。一度もリードを奪えず敗戦。高津臣吾監督(55)は嘆き節だった。 「何とかなりそうな雰囲気はあったんですけど…。終始、得点で先をいかれ、打つ方も難しい状況だった」 下半身のけがで離脱していた山田がこの日、1軍に合流。3月29日の中日との開幕戦(神宮)以来の出場を果たした。打線は3番・オスナ、4番・村上、5番・サンタナがいずれも打率3割台と好調。指揮官は「前の打者がいいので、ランナーがたまった場面での打席が増えてくる。非常に重要視している」という6番に山田を配置したが、3打数無安打に終わった。 トレーナーの指示もあり、七回の守備からベンチに退いた山田は「結果は出なかったけど、違和感なくできた。やっぱりここで野球ができることに感謝しないといけないと思った」と決意を新たにした。チームの連勝は2で止まり、最下位に転落。それでも高津監督は「彼(山田)の打席に期待したい」と厚みを増した打線で上位浮上を見据えた。(武田千怜)