高知・香南市の動物園で撮影されたハシビロコウ「カシシ」の動画が話題となっています。 　　　◇◇◇ つぶらな瞳で大きなくちばし。その姿は直立不動。ハシビロコウは野生では半日ずっと動かないこともあり、“動かない鳥”として知られていますが…「高知県立のいち動物公園」にいる体長約1.1メートルのカシシ（メス・推定12歳）の動きが話題になっています。 8月23日に撮影されたのは、カシシが勢いよくドジョウを捕らえた映像です。動かないどころか素早い動きにSNSでは「ハンターやなぁ…」「すばやくてかっこいいです」といった声が。12日午後5時時点で再生回数は50万回に迫り、約8000件のいいねがつけられています。 実際にその様子を見せてもらいました。 大好物のドジョウに近づく「カシシ」。ただ… 飼育員 「ギャラリーがいっぱい増えたので緊張しています」 その後、狙いを定め、俊敏な動きで見事な狩りを見せてくれました。 ハシビロコウを見た人 「きょうよく動きましたね。びっくりしました」 去年12月、栃木県の動物園からやってきた「カシシ」は、園に慣れてきたのか“動かない鳥”ではなく“サービス精神旺盛な鳥”として人気者となっていました。 のいち動物公園・木村夏子さんは「時間をかけて見ていただくと、いろいろな面白い行動が見られるのかな」と話しています。