ウクライナの無人機攻撃「無力化」 ロシア南部ロストフ州知事
【AFP=時事】ウクライナと国境を接するロシア南部ロストフ州の知事は19日、ウクライナによる無人機およびミサイル攻撃を「無力化」したと発表した。迎撃の影響で、州内の石油精製所で一時火災が発生したことも明らかにした。 【写真】負傷兵を密かに搬送するウクライナ軍の列車 同州のユーリー・スリュサリ知事は現地時間19日午前6時(日本時間同午後0時)ごろ、「敵の大規模攻撃があった」とテレグラムで発表。 「無人航空機(UAV)30機以上とミサイル3発」による攻撃に対して、防空システムが州内複数の都市で作動したとし、「大半の標的は空中で無力化された」が、石油精製所で火災が発生したと説明した。火災はその後、午前6時45分ごろに鎮火したとした。 また、ロストフ近郊の集落で「無人機の破片が落下」し、1人が負傷したと述べた。 ロシア国防省は同日、ウクライナ軍が「UAVを使用したテロ攻撃を試みたが(自国軍が)阻止した」と主張。 さらに、ロシアの防空システムにより、ロストフ州の内外で80機以上の無人機を撃墜したとしている。【翻訳編集】 AFPBB News