【日本市況】156円台に円下落、米トリプルレッドでドル高-債券下落
三菱UFJアセットマネジメントの小口正之エグゼクティブ・ファンドマネジャーは、13日の30年債入札は順調に消化されたが、その後の買いが続かないと指摘。「根底には来年の参院選に向けて国内でも財政拡張圧力が高まることへの懸念があるのかもしれない」と述べた。
新発国債利回り(午後3時時点)
株式
東京株式相場は下落。日米の長期金利上昇が重しとなり、主要株価指数は朝方の上昇を維持できなかった。前日に公募増資を発表した関西電力など電力株が売られ、相場を押し下げた。
ピクテ・ジャパンの田中純平ストラテジストは、ドル高・円安にもかかわらず日本株が振るわないのは、トランプ氏の政策の「負の側面」を意識しているのではないかと話した。
一方、米国で13日に発表された消費者物価指数が市場予想通りとなり、利下げ継続による同国景気の堅調期待から自動車や機械など輸出セクターの一角、商社や非鉄金属株が堅調。金利上昇の恩恵を受ける銀行株も上昇した。
--取材協力:酒井大輔、長谷川敏郎.
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Saburo Funabiki, Masahiro Hidaka, Aya Wagatsuma