【ケンケン】大谷 公式戦初の古巣エンゼルス戦、愛される男が取った驚きの行動と恩返し弾
すっかりドジャースの大黒柱としてチームメートからも、ファンからも愛される大谷翔平。今回、MLB初取材の「ケンケン」こと日刊スポーツ横山健太カメラマンが写真とともにフレッシュな視点でレポートします。 ◇ ◇ ◇ 大谷がドジャースに移籍して以降、公式戦初の対エンゼルス戦が6月21日から2連戦ドジャースタジアムで行われた。古巣との対戦とあって、いつもより報道陣が集まっており米国内でも注目度が高いことが感じられた。私自身、エンゼルス時代の大谷を取材したことがないので元チームメートとどんな関係性なのか、どんな風に再会を楽しむのか興味があった。ただスーパースターとなった大谷にエンゼルスの選手たちが一歩引いて微妙な雰囲気だったら、なんか寂しいだろうと勝手に想像してしまったが、全くの無用な心配だった。 エンゼルスの練習している方へ大谷が歩いて行くや、選手やスタッフがどんどん集まってきて大きな輪ができ、笑顔でみんなにあいさつや会話を交わしていた。その風景を見ただけで大谷がエンゼルス時代に過ごした時間がどんなに幸せな時間だったか、元チームメートたちとの関係がどんなに素晴らしいものだったのかが伝わってきた。 前日の試合では特に仲の良かったサンドバルが大谷の打席の際に負傷交代する場面があった。心配そうに見つめる大谷が次に取った行動は、なんとマウンド上に集まったエンゼルスナインに近寄っていき、オハピーに「サンドバルは大丈夫か?」と話しかけた場面があった。そんな場面は日本プロ野球では見たことないし違反とまではならないが、さすがに審判も笑いながら注意をしていた。そんな行動も大谷の人柄が現れた行動だなと感じた。 そんなほっこりした風景を見た後での恩返しの特大ホームラン、、、さすが大谷翔平だ!【横山健太】(ニッカンスポーツ・コム/MLBコラム「ケンケンのWEEKLY SHO!Time!!」)