【バドミントン中国オープン】高校生の宮崎友花が日本のエース・山口茜を下し決勝進出! 奈良岡功大もライバルを退け決勝へ!
9月21日に開催されたBWFワールドツアー・中国オープン(Super1000/常州)5日目は、各種目準決勝が行なわれた。日本勢は男子シングルス、女子シングルスの2種目で準決勝を戦い、宮崎友花と奈良岡功大が決勝の切符をつかんだ。 女子シングルスは山口茜、宮崎友花、そして大堀彩が準決勝に登場。山口と宮崎が決勝の切符をかけて激突すると、第1ゲームを先制したのは宮崎。序盤から競り合いとなった勝負は、互いに主導権を譲らず20オールに。ここで先に2連取した宮崎が22-20で制すと、第2ゲームは10-7と先行する山口から8連続ポイントを奪った宮崎が逆転に成功。山口が追い上げて1点差まで迫ったが、宮崎が16-15から5連続ポイントを手にして21-15で勝利。日本のエースを破った宮崎が、Super1000で初の決勝進出を決めた。 もう一つの準決勝では、大堀が中国のエース候補とされる王祉怡(ワン・ジーイ)と対戦。第1ゲームは王祉怡に先行された大堀が15-21で落とすと、第2ゲームも相手にリードを許す展開。10-17と7点差をつけられた大堀は、ここから18-20まで迫ってみせるも、最後の1点を王祉怡が手にして0-2で敗戦。決勝進出はならなかった。
男子シングルスは、奈良岡がパリ五輪の銀メダリストで同年代のライバル、クンラビット・ビティサラン(タイ)と対戦。第1ゲームから接戦となった勝負は、14-16から4連続ポイントで逆転した奈良岡が、そのまま振り切って21-17で先制。第2ゲームは序盤から点差を広げた奈良岡が、クンラビットの追走を13本に抑えてストレート勝利。ライバルを下した奈良岡が、決勝へと駒を進めた。
文/バドミントン・マガジン編集部 写真/BADMINTONPHOTO