【ハイライト動画あり】ルーキーWTB白井瑛人、デビュー戦でハットトリック。明大、青学大との開幕戦に大勝
晴天に恵まれた札幌で紫紺のジャージーが11トライを重ねた。 9月8日(日)、月寒ラグビー場でおこなわれた関東大学対抗戦Aの青山学院大学(以下、青学)との試合で、明治大学(以下、明治)が73-17のスコアを刻んだ。2024年シーズンの初戦は快勝だった。 【ハイライト動画】明治大学 vs. 青山学院大学
神鳥裕之監督はシーズン開幕前、「(苦しんだ春シーズンと夏合宿の試合を経て)だいぶセイムページを見てプレーできるようになってきた」と、明治の現状を話していた。 事実、意志が繋がって生まれたトライがいくつもあった。
先制トライは青学だった。前半7分、スローイングのボールがジャンパーの上を抜け、ラインアウトの最後尾に並んでいたWTB川端航聖の手に入る。 背番号11はそのまま前へ出て、インゴールに入った。
0-5とされた明治だったが、前半14分にルーキーのWTB白井瑛人が挙げたトライを皮切りに、3連続トライを含む4トライを前半に挙げた。
白井の最初のトライはスクラムから攻めた。 WTB安田昂平、CTB平翔太が縦に入り、FWがさらに杭を打ち込む。最後はFB金昂平が転がしたグラバーキックに反応した背番号11がインゴールに入った。
白井は19分にもトライラインを越えた。 始まりは、自陣深い位置で相手のショートパントを受けたシーン。FB金が思い切って前進し、WTB安田にオフロードパスをつないだ。 この直後のプレーが明治らしさ満点だった。SH柴田竜成のさばいたパスを、LO物部耀大朗、NO8木戸大士郎主将、FL最上大尊が豪快に前へ運び、ゴール前へ。白井が最後に左スミに飛び込んだ。
28分のHO西野帆平のトライはPK後のラインアウト→モールを押し込んで得たもの。そして38分の攻撃が、ふたたび明治らしかった。
キックカウンターで前へ出た後、ラックから出たボールにFB金が走り込みオフロードパス。それを受けたPR檜山蒼介が鋭く走り、LO物部、CTB平で5点を追加した。 仕掛ける者の意志を周囲が察知してすぐに反応したから生まれたトライが多かった。 明治が26-10とリードしてハーフタイムを迎えた。