【衆院選】“和歌山のドン”VS“参院のドン”「裏金問題」巡り2人の元大臣の選挙区が“激戦”に!注目!和歌山2区&兵庫9区
■“激戦”兵庫9区 元大臣に挑む立憲新人 泉房穂前市長がバックアップか “野党連携”は…
そんな“元大臣”に今回、挑戦状を叩きつけたのは、立憲民主党の新人候補です。 (立憲民主党から出馬予定 橋本 慧悟氏)「裏金政治に“イエス”か“ノー”か?裏金政治を許すのか?裏金政治を許さないのか?」 立憲が擁立する、新人の橋本慧悟氏(35)。去年の兵庫県議会議員選挙で、前明石市長の泉房穂氏が設立した政治団体から出馬し初当選。それからわずか1年半で、初の国政選挙へと打って出ました。選挙戦のテーマとして全面的に訴えるのは、もちろん「政治とカネ」の問題です。 (橋本氏)「私たち国民の多くは裏金を作っていいよと、裏金作りに励んでねと思っているのでしょうか?そんなことはありません!裏金づくりに励むような政治を任せておくことはできません!」 相手は今回は「無所属」。とはいえ、2009年には自民党総裁選にも出馬し、兵庫9区で圧倒的な強さを誇ってきた元大臣です。それでも、橋本氏は毎日の街頭活動を通じて、戦いへの手ごたえを感じているといいます。 (街の人)「相手(西村氏)が強力やんか~」 (橋本氏)「そうなんですよ~」 (街の人)「(西村氏は)公認がなくても強いから。絶対、西村には負けたらあかんからな!」 (橋本氏)「なんとか頑張ります!」 (橋本氏)「なぜ12人だけが非公認になっているのか。民間で考えると脱法行為、違法行為なので。裏金づくりをしている人が、何十万円、何百万円という金額の基準で処分されるのかどうか、公認されのるかどうかのが変わるというのはそもそもおかしい」
今回、兵庫9区では、共産・維新からも2人が立候補する予定ですが、野党候補が複数立候補することで、“反自民票”が分散してしまう可能性も… (共産党から出馬予定 高田良信氏)「裏金政治、本当に深刻です!」 共産から出馬予定の高田良信氏。自民党の“裏金問題”をターゲットにした選挙戦は、立憲と同じですが… (高田氏)「立憲の皆さんも私たちとほぼ同じ文言を言っているので、 (政策的にも) 一緒にやろうというのであれば潔く退きます。その方がこの選挙区の民にとっては良いと思う。維新のためには…退けませんね」 立憲との選挙協力については「政策が一致すれば」と前向きな姿勢を示す一方で、維新については「自民の補完勢力だ」としました。一方、維新から出馬予定の加古貴一郎氏も… (日本維新の会から出馬予定 加古貴一郎氏)「たとえば私が共産党さんと何か手を組め、と言われると、それはちょっとご遠慮したい。政策だとか考え方とは(共産党とは)かなり違いますので。“野党一本化”みたいな話は、兵庫9区に関しては全くない。今まで通り活動します。」 こちらも、共産党を含めた“共闘”には後ろ向き。超短期決戦となった今回の衆院選。野党共闘の難しさも浮き彫りになっています。
■「裏金問題」で…2人の“元大臣”はどうなる?ドンvsドン“ 仁義なき戦い”の勝者は?27日に投開票
「裏金問題」をめぐり“岐路”に立たされる2人の「元大臣」。負ければ即バッジを外さなければならない“絶対に負けられない”激戦の行方はー。衆院選は、15日に公示され、27日に投開票されます。