契約社員で「年収200万円」の独身30代です。車が必要なのですが、100万円の「中古車」ならローンを組めますか?
車を一括購入できる予算がないときは、マイカーローンを利用する選択肢があります。マイカーローンなら分割して車両代を払っていけるため、手持ちが十分なくても車を入手可能です。しかし年収がそれほど高くない人の中には、そもそもマイカーローンを組めるかどうか心配する人もいるでしょう。 本記事では、マイカーローンの申込・審査基準について解説します。また車両代以外でかかる出費もご紹介します。 ▼トヨタ「アル・ヴェル」は月々でいくらの支払いが必要? 返済額を試算してみた!
年収200万円でも車のローンは申し込める?
ローンは金融機関からの借り入れであり、誰でも組めるわけではありません。一定の信頼が必要であり、そのうえで通常は申込基準や審査基準が設けられています。 マイカーローンを提供している3社を表1で比較しました。申込・審査基準について代表的な項目を記載しています。 表1
※筆者作成 表1の例だと、年収については「200万円以上」としている会社が2社あります。今回のケースでは年収200万円の契約社員であるため、申請可能の対象であると考えられます。 一方、「安定継続した年収」という条件を定めている会社の場合、年収200万円がどう判断されるかは分かりません。有期雇用契約である契約社員の場合、「安定継続」した収入があるとみなしてもらえるかどうかは、ローン会社の判断によるでしょう。 融資額については、表1の例ではいずれも最大1000万円としており、100万円の中古車であれば、金額的には対象となります。とはいえ、最終的に審査通過するかどうかは申請してみないと分からないでしょう。
マイカーローンを組むときは計画性が重要
マイカーローンを組むと、月々定期的に返済しなければなりません。返済額は組んだローンの内容によりますが、銀行系のローンであれば、年率1~4%程度が金利相場とされています。 ただし金利は変動金利か固定金利かによっても変わります。変動金利は利率が変わりますが、固定金利は変わりません。 一般的に変動金利の方が固定金利より低く設定されている傾向にありますが、その後の見直しで上昇するリスクが考えられます。固定金利は上昇リスクがありませんが、状況によっては変動金利よりも利息が多くなる可能性があります。また借入期間が長くなるほど利息負担が増えるため注意が必要です。 ローン会社の中にはシミュレーションツールを公式サイトで提供しているケースがあります。ローンを組むときは、金利や総支払額などを考えつつ、月々の支払い負担に無理がないよう計算しましょう。