【今週の注目新馬】ソフトバンク・柳田の愛馬ゴッドヴァレー初陣 岩田望来騎手「素直でいい馬」
新馬戦は開幕から3週目。今週も東西で話題の馬がデビューする。日曜京都5R・芝1600メートルに出走予定のゴッドヴァレーは、オーナーがプロ野球ソフトバンクの柳田悠岐外野手(35、名義はY’sレーシング)。仕上がりもよく、デビュー戦でどんな走りを見せるか注目だ。 ゴッドヴァレーは昨夏の北海道セレクションセールで、柳田選手が代理人を通じて2600万円(税抜き)で購入。半姉アグラシアド(父リアルスティール)は昨年のスイートピーS3着、近親にGⅠ10勝を含む14戦無敗のフランケルがいる血統馬だ。 5月9日に栗東トレセンに入厩し、今週12日の同坂路で4ハロン51秒8─12秒6の好時計をマーク。騎乗した岩田望騎手は「素直でいい馬です。芝の実戦に行って良さが出そう」と好感触で渡辺調教師も「操縦性がよくて賢いです。相手は強そうだが、どれだけやれるか楽しみ」と力を込める。 柳田選手は30日の函館芝1800メートルでデビュー予定のセイフウサツキ(栗・松永幹、牡、父サトノクラウン)も所有しているが、今回が馬主として初陣。右太もも裏の肉離れで戦線離脱しているオーナーを元気づける走りができるかに注目だ。