2024年に日米男女ツアーで活躍したドライバーを調査! 僅差で最多勝に輝いたのはどのメーカー?【ROAD to 2024 CLUB of the YEAR・前編】
そろそろ年末商戦が始まる時期。「週刊ゴルフダイジェスト」の12月17日号では、クラブを買い替えようと思っているゴルファーのために、今年、ツアーで活躍して話題となったモデルと、大手量販店でヒットしたドライバーを振り返っている。「みんゴル」ではまず、ツアーで活躍したギアから紹介する!【全2回中1回目】 『Qi10 LS』をトラックマン&GCクワッドで計測試打
日米男女ツアーで大活躍! 「Qi10」シリーズは21勝!
DPワールドツアーの24年開幕戦、ドバイ招待でトミー・フリートウッドが「Qi10 LS」、翌週のドバイデザートクラシックでローリー・マキロイが「Qi10」で勝利を挙げる。同じ週のPGAツアーではニック・ダンラップが「Qi10 LS」で33年ぶりのアマチュア優勝、そして翌週のLPGAではネリー・コルダが「Qi10 MAX」で勝利と、2024年絶好のスタートを切ったテーラーメイド「Qi10」シ リーズ。
その勢いはシーズンを通して衰えることがなかった。ネリー・コルダは5連勝を含むシーズン7勝。そしてスコッティ・シェフラーもマスターズを含む7勝を挙げ、日米男女ツアー合わせて21勝。シェフラーはパリ五輪でも金メダルを獲得した。
「パラダイム Aiスモーク」シリーズはシャウフェレのメジャー2勝を含む12勝
昨シーズン「パラダイム♦♦♦」だけで日米男女合わせて20勝、「パラダイム」シリーズで23勝を挙げ、世界のツアーを席巻したキャロウェイの「パラダイム」。
その後継となる「パラダイム Aiスモーク」シリーズは今季12勝と勝利数こそ「Qi10」や「TSR」、「ZX MkⅡ」に及ばないが、笹生優花が全米女子オープン、ザンダー・シャウフェレが全米プロ、全英オープンとメジャー3勝。国内男子では石川遼のシーズン2勝に貢献した。
竹田麗央だけで8勝! 「スリクソン ZX MkⅡ」シリーズは全部で20勝
今季8勝、日本タイトル2冠に加え、日米共催のTOTOジャパンクラシックも制し、来季から米女子ツアーに挑戦する竹田麗央。彼女が使うのは「スリクソンZX7 MkⅡ」のプロトタイプ「LS」で市販されていない。
松山英樹は「ZX5 MkⅡ LS」を使いジェネシス招待で勝利し、パリ五輪の銅メダルも獲得したが、すでに新モデル「スリクソンZXi LS」にスイッチしている。