【ロンドン時事】24日の欧州株式市場は軒並み下落した。英FT100種平均株価指数（FTSE100）は前日終値比4．43ポイント（0．06％）安の8040．38で引けた。 　ドイツ株式主要40銘柄指数（DAX）は0．27％安、フランスCAC40種指数は0．17％安、ストックス欧州600種指数は0．43％安だった。 　さえない決算や業績見通しを発表した銘柄を中心に売りが優勢となった。とりわけ金融株の下げが目立った。英国株は3日連続での史上最高値更新とはならなかったが、資源株の上昇が相場全体の下げ幅を抑えた。 　FTSEの構成銘柄では、特殊化学品大手クローダ・インターナショナルが4．79％安と最も大きく売られ、オンライン食品販売大手オカド・グループが3．49％安、賭け屋大手エンテインが3．31％安で続いた。一方、鉱業大手アングロ・アメリカンは4．45％高、生活用品大手レキット・ベンキーザーは2．92％高、資源大手リオティントは2．50％高だった。 　DAXでは、ドイツ取引所が4．01％安、通販大手ザランドが3．97％安、不動産大手ボノビアが1．67％安と売られた半面、半導体大手インフィニオン・テクノロジーズは5．45％高、防衛大手ラインメタルは1．17％高、医療機器のシーメンス・ヘルシニアーズは1．15％高で取引を終えた。