みずほペイペイドームの「指笛」問題は決着!第4戦の雰囲気に記者は違和感なし
【記者フリートーク】30日の日本シリーズ第4戦。記者は試合開始から注意深く「指笛」を探っていた。29日の第3戦で、先発の東投手が投球時に場内に響く指笛に関し疑問の声を上げたからだ。 結論から言えば、音として違和感を感じるほどの指笛を、はっきりとは感じなかった。吹いていたファンの方はいたのかもしれないが…。 逆に言うと左腕が切実に球審に訴え、注意喚起の場内アナウンスがおこなわれた直後、ファンの抵抗の指笛が増えた気がしていた。その「音」を覚えていたので、第4戦の静かさに安堵(あんど)した。 個人的な話だが、記者は指笛は吹けないが、口笛は相当の音量で吹くことができる。妻は家庭内で記者が気分がよくなり急に口笛を吹くと、「やめてっ」と訴える。もちろん謝罪する。不意な音に不快を感じる人もいる。これは両者間に「配慮、敬意」があるかの問題だ。 指笛、口笛にルールはない。つまり、東が「人生をかけている」と話し、三浦監督が「一球一球に魂を込めていますので」と明かしたメッセージを、聞いた側がどう感じるかだけ。 今、みずほペイペイドームのファンは、国内最高峰の戦いを「生」で観戦できている。選手にどう配慮し、敬意を払うか。第4戦の球場の雰囲気に、記者はその両方を感じとることができた。