治安よりも「賃料の安さ」を重視する大学生の娘。追加で「3万円」かかったとしても、安全には代えられませんよね?
安全面も意識した賃貸物件の選び方
エリアの犯罪状況が気になるときは、警視庁が提供する「犯罪情報マップ」を確認しましょう。ひったくりや車上ねらいなど、東京都の各地域における犯罪状況をマップ上でチェックできます。東京で暮らす際に、候補エリアで犯罪件数が多い場合は、住むのを避けた方がよいでしょう。 また、帰る時間帯が遅くなりやすい場合は、街灯の多さもチェックすべきポイントです。明るい場所よりも暗い場所の方が人通りも少なく、犯罪に巻き込まれる可能性が高くなります。暗い時間に様子を見る際には、安全面を考慮して親や知り合いと一緒に歩くようにしましょう。 また、賃貸物件のセキュリティー対策も重要です。防犯カメラが多く設置されていたり、オートロックが採用されていたりする物件であれば、セキュリティーレベルが高いといえるでしょう。また、モニター付きのインターホンだと、相手の顔を確かめられます。 家賃の安さを優先すると、こうした設備が整っていないケースが少なくありません。安さも重要ですが、まずは、セキュリティー面が充実していることを前提としたうえで、なるべく安い賃貸物件を探しましょう。
治安のよいエリアだと家賃が高くなる可能性はあるが、安心して暮らしやすい
東京都23区のうち、犯罪件数がもっとも少ない区は文京区でした。しかし、文京区の家賃相場をほかの区と比較すると、もっとも安い足立区よりも3万円以上高くなっています。 しかし、犯罪に巻き込まれることを考えれば、多少家賃が高くても安全な場所を選ぶ方が安心です。住む場所を決める時点で、エリアや物件の安全性を確認した方がよいでしょう。 警視庁の「犯罪情報マップ」を活用したり、賃貸物件のセキュリティーレベルをチェックしたりしてから物件を決めると、安心して暮らせます。 出典 警視庁 区市町村の町丁別、罪種別及び手口別認知件数 年計(平成21年から令和5年) 令和5年 区市町村の町丁別、罪種別及び手口別認知件数 株式会社LIFULL 不動産・住宅情報サイト【LIFULL HOME’S/ライフルホームズ】 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部