【MLB】レッドソックスが大物FA左腕の獲得を狙う スネル&フリードの両左腕と交渉中か 米記者報道
レッドソックスはフアン・ソト獲得に向けて、代理人のスコット・ボラス氏を含むソト陣営との面談を実施したことが報じられているが、それと同時に大物FA左腕の獲得を目指しているようだ。米スポーツ専門チャンネル「ESPN」のジェフ・パッサン記者によると、レッドソックスはブレイク・スネル、マックス・フリードの両左腕と交渉を行っているという。まずまずの先発陣を揃えている一方で、明らかに左腕が不足しているレッドソックス。念願の大物左腕獲得は実現するだろうか。 2024年ポストシーズンの日程・結果一覧 レッドソックスは今季メジャー7位の先発防御率3.81を記録。ブライアン・ベヨ、タナー・ハウク、カッター・クロフォードと20代トリオがおり、FAになったニック・ピベッタにはクオリファイング・オファーを提示しているため、ピベッタが同オファーを受諾した場合には、先発ローテーション5枠のうち4枠が埋まることになる。しかし、彼らは4人全員が右腕。今季のレッドソックスは左腕が先発を務めた試合が6度しかなく、「頼れる先発左腕」が不在だった。今オフの補強ではその弱点を埋めることを目指しているようだ。 来月32歳の誕生日を迎えるスネルはサイ・ヤング賞を2度受賞している左腕。今季はジャイアンツで20試合に先発してノーヒッターを含む5勝3敗、防御率3.12、145奪三振を記録し、シーズン終了後にオプトアウトの権利を行使してFAとなった。今季は3月まで契約が決まらなかったことで調整不足のまま開幕を迎え、前半戦は8先発で0勝3敗、防御率6.31と大不振。しかし、後半戦には12先発で5勝0敗、防御率1.45と実力を発揮し、大型契約を目指してオプトアウトの権利を行使した。 現在30歳のフリードはブレーブスの先発ローテーションを牽引してきた左腕。2020年以降の5シーズンで記録した防御率2.81はメジャー1位の数字である。昨季は故障による長期離脱で14試合の登板にとどまったが、今季は29試合に先発して11勝10敗、防御率3.25、166奪三振を記録。毎年のように故障者リスト入りしている故障の多さがネックだが、過去にゴールドグラブ賞を3度受賞するなど、総合力の高さが光る。 ワイルドカードを獲得した2021年を最後に、3年連続でポストシーズン進出を逃しているレッドソックス。チームに欠けている「頼れる先発左腕」を手に入れることはできるだろうか。