【カブス3－2ダイヤモンドバックス】延長11回タイブレーク＠チェイス・フィールド

5試合連続アーチとなったカブスの新人マイケル・ブッシュ（MLB Advanced Media）

　日本時間4月16日、鈴木誠也が右わき腹を痛めて故障者リスト入りしたカブスは敵地チェイス・フィールドでダイヤモンドバックスとの3連戦がスタート。その初戦は延長11回までもつれた熱戦の末に、3対2で勝利し、連勝を3に伸ばした。カブス先発のベン・ブラウンは6回1安打1失点の好投を見せ、5番手のキーガン・トンプソンが今季初勝利（0敗）をマーク。ダイヤモンドバックス7番手のブライス・ジャービスは11回表に決勝打を浴び、今季初黒星（0勝）を喫した。 【動画】カブスのマイケル・ブッシュが5戦連発の6号ソロを放つ（MLB.comより） 　カブスは2回表に新人マイケル・ブッシュの5戦連発となる6号ソロで先制。ところが、2回裏にジェイク・マッカーシーのタイムリーで追いつかれると、8回裏にはコービン・キャロルにタイムリーを浴び、1対2とリードされた。しかし、9回表二死1・2塁からダイヤモンドバックス6番手のケビン・ギンケルの暴投で二塁走者のニコ・ホーナーが一気に生還し、2対2の同点に。11回表にはそのホーナーが勝ち越しタイムリーを放ち、3対2で3連戦の初戦を制した。 　打撃好調のブッシュは5試合連続本塁打となり、1928年のハック・ウィルソン、1989年のライン・サンドバーグ、1998年のサミー・ソーサ、昨年のクリストファー・モレルに並ぶ球団タイ記録に。昨季はマイナーAAA級の98試合で打率.323、27本塁打、OPS1.049の好成績を残してリーグMVPに選出されたが、その実力を遺憾なく発揮している。ドジャースではポジションがなく、今年1月のトレードでカブスに移ってきた26歳の強打の有望株が新天地で躍動。今季ここまで打率.327、6本塁打、OPS1.141をマークし、新人王争いにも名乗りを上げている。