キャリア4度目の週間MVPに輝いたメッツのピート・アロンソ（MLB Advanced Media）

　日本時間4月16日、2024年シーズン第3週の週間MVPが発表され、アメリカン・リーグはコルトン・カウザー（オリオールズ）、ナショナル・リーグはピート・アロンソ（メッツ）が選出された。カウザーは初受賞で、オリオールズからの選出は昨年6月のガナー・ヘンダーソン以来。オリオールズの直近3人の受賞者（カウザー、ヘンダーソン、2021年のライアン・マウントキャッスル）はいずれも新人である。一方、アロンソはキャリア4度目の受賞で、メッツからの選出は昨年7月にアロンソ自身が選出されて以来となった。 　現在24歳のカウザーはメジャー2年目を迎えた期待の若手。6試合で打率.435（23打数10安打）、4本塁打、12打点、2盗塁、OPS1.611という好成績を残し、初の週間MVPに輝いた。打点、長打率（1.130）、OPS、長打（8）、塁打（26）でメジャー1位の数字をマークしただけでなく、本塁打は同1位タイ、打率もリーグ4位にランクイン。特に敵地でのレッドソックス3連戦では10打点を荒稼ぎし、フェンウェイ・パークでの1シリーズで10打点以上を記録するのは球団史上初の快挙だった。 　現在29歳のアロンソはメッツの主砲として活躍するスラッガー。6試合で打率.429（21打数9安打）、4本塁打、7打点、OPS1.604の好成績を残し、キャリア4度目の週間MVPはメッツではノア・シンダーガード以来の快挙となった。本塁打はメジャー1位タイ、長打率（1.048）、OPS、塁打（22）はリーグ1位の数字で、出塁率（.556）と得点（8）はリーグ2位、打率もリーグ4位にランクイン。日本時間4月10～14日の4試合ではいずれもマルチ安打を記録し、4試合で4本塁打を放った。日本時間4月14日のロイヤルズ戦では今季初の1試合2本塁打をマークしたが、これはキャリア20度目のマルチ本塁打となり、デビューした2019年以降ではアーロン・ジャッジ（ヤンキース）の27度に次ぐ回数である。